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日経ビジネスで、JR駅構内の自販機について、3回連続の連載記事が掲載されています。
エキナカの自販機を管理するJR東日本ウォータービジネスの特集です。
流行を先取りしたデジタルサイネージ型の機器が注目を集めるが、エキナカ自販機の最大のイノベーションがSuica決済端末のVT-10。
従来型の自販機であっても、決済端末を装備することで、情報の収集が可能になり、分析の制度も上がったのだという。
POSデータでは時間帯や場所の分析をしました。
もちろん今までの自販機では、補充から補充までの間の売り上げしか集計できなかったもの。
一般的は2週間程度、回転の早い自販機でもせいぜい2~3日程度だった言えます。
時間単位で売り上げの推移が分析できるというのは驚異的です。
また、SuicaのID情報からはリピート率などを分析、Suicaポイントクラブ会員データから客の属性分析が可能になったそう。
この執念はすごいと思います。
「せいぜい1個100円の商売」、とあきらめない姿勢が素晴らしい。
分析の結果見えてきたのは、午後遅めの時間帯に20代から40代の男性客が、コッテリ甘い飲み物、リンゴの果汁ジュースのようなオヤツ感覚のカテゴリー製品を飲んでいたのだとか。
実際の商品開発に生かされたようです。
共感できた点は、飲料メーカーにこだわらないブランドミックスの自販機を展開しているものの、「エースで四番ばかり並べても強いチームにはなりません。」とはっきりと認識しているところ。
エキナカという環境の細かいニーズを拾うために、ものを言わぬ客の声を拾い集めようとデータ分析にかけているその姿勢がなにより売り上げという形で実現しているのだと思います。
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