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クレディ・スイスのCoCo債、なぜ価値を失ったのか-QuickTake

記事を要約すると以下のとおり。

偶発転換社債(CoCo債)は「その他ティア1債」(AT1債)としても知られ、手りゅう弾が付いた高利回り投資と表現されることが多い。
同行CoCo債は、銀行の資本レベルが一定の水準を下回るとステータスが変わり得るという意味で偶発的だ。
また資本不足が大きければ、資本(銀行の株式)に転換できることが多い。
考案された当時は過剰なレバレッジへの懸念が強かったため、増資が不要で大きな資本のクッションになると想定されていた。
同行の負債総額の2割強に相当する規模だ。
4.クレディ・スイスの「その他ティア1債」(AT1債)の価値はゼロに切り下げられる。
銀行の資本比率が事前に設定された水準を下回れば、CoCo債の評価は切り下げられる。
当局が同行の一部または全体を国有化し、AT1債を完全に無価値にするか、あるいはUBSによる買収で債券保有者には全く損失が生じないという2つの相反するシナリオが想定された。
 投資家は、クレディ・スイスのいわゆる「ベイルイン」で優先債が資本に転換される一方、AT1債で損失が生じる前に株主が最初に痛手を受ける。
これはクレディ・スイスも先週の投資家向けプレゼンテーションで言及していた。
これは債券保有者が株主より優先的に支払いが受けられることを期待する市場にとって、大きな問題だ。
 2017年に破綻回避でスペインのサンタンデール銀行に買収された同国ポプラール・エスパニョール銀行のジュニア債保有者が被った損失は13億5000万ユーロ(現在の為替レートで約1900億円)当局はCoCo債の評価額を強制的にゼロにしたが、株式も無価値となった。
 この大きな不確実性は金融機関の健全性を巡る不透明感が既にCoCo債価格は額面の82%の水準にあり、過去最大級のディスカウントだ。
クレディ・スイスCoCo債利回りはここ数日、ディストレスと見なされる水準に急上昇していた。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース クレディ・スイスのCoCo債、なぜ価値を失ったのか-QuickTake

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