トラス英首相、週明けに市場の審判に直面－中銀は先週国債購入終了

英金融市場は17日にトラス英首相の経済対策について判断を下す新たな機会を得るが、混乱が生じた場合にそれを相殺するイングランド銀行（英中央銀行）の支援はない。
投資家の信頼回復に必要な措置や、首相自身の将来についても疑問が渦巻いている。
ハント英財務相、中銀総裁の支持確保－トラス首相の存在感低下は必至　　こうした当局者発言は市場の沈静化に役立つ可能性はあるが、以前なら考えられなかったトラス政権の行動でも投資家の支持を取り戻すのに十分かどうかは不明だ。
ゴールドマン、英国の成長率見通し引き下げ－税制策の方向転換で  　　ポンドは14日に対ドルで約1.1226ドルを付けた。
　カーナ氏は「政府からのメッセージは明らかに市場を支えるだろうが、ＬＤＩファンドの対応がどれだけまだ残っているかを言うのは難しい」と述べた。
18日と19日の国債入札も注目材料となる。
利回りは数時間で60ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.01％）近く変動した。