パックウェスト株88％高、米地銀株が急反発－売られ過ぎとの見方で

5日の米株式市場で、 パックウェスト・バンコープを中心に地銀株が急反発した。
銀行部門の業況が懸念されていたチャールズ・シュワブは、預金流出が3カ月連続で減速したことを明らかにし、株価は6％高と、地銀売りの嵐に巻き込まれていた他の銘柄もこの日は持ち直した。
ＫＢＷの地銀株指数は5％上げている。
　ＪＰモルガン・チェースのアナリスト、スティーブン・アレクソプロス氏は5日朝のリポートで、ウェスタン・アライアンスとコメリカ、ザイオンズの投資判断を「オーバーウエート」に引き上げ、売り浴びせは裏目に出たと指摘。
ＦＤＩＣは預金保険基金（ＤＩＦ）を充当するための追加資金投入について、資産規模が100億ドル（約9400億円）に満たない中小規模金融機関は免除する構えだ。
　サスケハナ・インターナショナル・グループのデリバティブ戦略共同責任者、クリス・マーフィー氏は「現時点で地銀の状況を好転させるきっかけは見当たらないが、非常に人気があり混み合っている地銀ショートはいずれ踏み上げに遭うだろう」と述べた。