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誕生30年迎えた世界最大のETF、トップの座をライバルがうかがう

記事を要約すると以下のとおり。

永久にトップの座に君臨し続けるチャンピオンはほとんどない。
 個人投資家からもプロからも「SPY」の銘柄コードでよく知られている同ファンドはS&P500種株価指数に連動し手数料率が3分の1という別のETFに引き付けられている。
 ここ1年、ブラックロックの「iシェアーズ・コアS&P500ETF」(運用資産3020億ドル)や「バンガードS&P500ETF」(同2750億ドル)には数百億ドルが流入する一方、SPYからは流出している。
新ファンドは多くの既存の事業を脅かした。
現在では半分近くを占めるという。
    ETFはファンドの買い方も全く新しいものだった。
値下がりに賭ける空売りすら可能だ。
 ジェイ・ベーカー氏は振り返る。
同氏は「「そんな反応を受けたことは一度もないから、この商品は成功するに違いないと答えたという。」
 小口投資家はすぐには投信からETFに乗り換えなかった。
ETFは約3000本に上り、競争があらゆるコストの低下に寄与した。
 1990年代に最も人気のあったアクティブファンドの幾つかを抱えていたフィデリティも、複数の伝統的な指数連動投信を手数料率ゼロで販売。
数多くの異なるタイプのエクスポージャーについてそのアクセスを民主化した。
投信は資産クラスとして5年連続の資金流出に見舞われたが、その間ETFには流入した。
 高リスクのテクノロジー株に集中投資するキャシー・ウッド氏の「アーク・イノベーションETF」は新型コロナウイルス時代の株式ブームと破裂の象徴になった。
 ETFは原油先物など商いの薄い分野にあまりに多くの資金を流入させ、世界的な混乱の中心になったこともある。
 指数連動商品の支持者は、新しい情報やセンチメントを価格に反映させるのに十分なアクティブトレーダーがいると反論する。
ブラックロックとバンガードのS&P500種ETFに流入する資金の多くはリテール投資家のものだ。
取引量だ。
売り手に対して常に十分な買い手がいて、その逆もまた真だからだ。
参加者は常に、SPYの上げ下げに賭けたり、ポジションをヘッジしたりしている。
新型コロナが市場にパニックを引き起こした2020年、SPYはたとえ資産残高でトップの座を失っても、トレーダーの間でこれから何年も君臨し続ける可能性がある。
SPYのあり方についての30年にわたる経験が証明していると話した。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 誕生30年迎えた世界最大のETF、トップの座をライバルがうかがう

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