ＪＰモルガンのコラノビッチ氏、「ボルマゲドン 2.0」のリスクに警鐘

ＪＰモルガン・チェースのストラテジスト、マルコ・コラノビッチ氏は短期オプションの爆発的増加について、2018年初めに米株式市場の混乱を引き起こしたボラティリティーの高まりに匹敵する規模のイベントリスクを創出していると指摘した。
　コラノビッチ氏は顧客向けリポートで「歴史は繰り返さないが、韻を踏むことが多い」とし、こうした「デーリーやウイークリーのオプション」の売りが「市場に同じような影響を及ぼしつつある」と指摘した。
　同月前半に株価変動が激化した際、その影響は雪だるま式に膨らんだ。
22年半ば以降に急増している0ＤＴＥの影響は、原資産の値動きを増幅させているとしばしば批判を浴びてきた。