「目が離せない」米国債急降下の好機－ヘッジファンド創業者も不寝番

ヘッジファンド運営会社 ロングテール・アルファの創業者ビニア・バンサーリー氏は、金融市場でかつて最も静かな場所の一つだった米国債が最近頭から離れず、睡眠があまり取れていない。
「債券市場に参入するタイミングとして、今は恐らく過去20年で最良の時期の一つ」という。
ヘッジファンドはより多くの利益が見込める高リスク投資に引き付けられ、米国債をおおむね避けた。
TreasuriesHeadforaThirdConsecutiveAnnualLossBloombergUSTreasuryIndexSource:Bloomberg　　これら「ファストマネートレーダー」は、はるかに価格に敏感で、原油相場上昇や連邦準備制度当局者の何げない発言、失業率の変化といったごくわずかな誘因をきっかけにより素早く債券ポジションから手を引く。