【日本市況】日経平均が最高値、中長期債に買い-FRB議長証言待ち
記事を要約すると以下のとおり。
9日の日本市場では株式相場が大幅高。 FRB議長、高金利批判に直面へ-金融政策巡る今週の議会証言 一方、国内では、日本銀行が国債買い入れの減額計画について市場関係者から意見を聞く債券市場参加者会合が9日午後に始まった。人工知能(AI)の需要によるテクノロジーブームへの楽観再燃や米国の利下げ見通しを背景に、電機や精密機器に買いが入った。 レオス・キャピタルワークスのトレーダー、福江優也氏は、上昇の力強さに驚いているとし、決算シーズンを前にして半導体株は勢いを増しているようだと述べた。半導体関連などテクノロジー株が強く、TOPIXグロース指数は1%を超える上昇となった。 金利に敏感な成長株は、米金融当局が今月末の連邦公開市場委員会(FOMC)で発言のトーンを変える可能性さえあると話した。5年利付国債入札が順調な結果となり、買い入れ減額が大幅になるとの見方は相場の重しとなった。 入札結果によると、最低落札価格の最低と平均の差)は1銭と、前回の2銭から縮小した。事情に詳しい関係者によると、日銀は出席する金融機関から国債買い入れ減額のヒント示されるか、今日から債券市場参加者会合 SMBC日興証券の奥村任シニア金利ストラテジストは「減額の幅やペースについて市場から強めの意見が出やすい」とし、「最終的に決めるのは日銀であり、会合で減額計画の原案のようなものが提示される可能性は低い。日本株の大幅高や時間外取引での米株先物の上昇を受け、投資家心理の改善に伴う受けた円売りが一時強まった。 日銀の債券市場参加者会合については、国債買い入れ減額に関する参加者の意見が月額5兆円に集約されれば円売りで、2兆円なら円買いになると語った。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【日本市況】日経平均が最高値、中長期債に買い-FRB議長証言待ち