【米国市況】大型ハイテク株が急落、来週の決算警戒-円は上げを消す
記事を要約すると以下のとおり。
米株式相場でS&P500種株価指数は下落。ハイテク比重が大きいナスダック100指数は2%余り下げた。この日はAI銘柄として人気の高いエヌビディアが10%安と急落とした。ニューヨーク証券取引所Photographer:MichaelNagle/Bloomberg LPLファイナンシャルのチーフ・グローバル・ストラテジスト、クインシー・クロスビー氏は「投資家が期待しているのは単なる強い決算ではなく、強いガイダンスだ」と指摘。エヌビディアは時価総額にして2000億ドル(30兆9100億円)余りを消失した。 米国債市場では10年債利回り4.62%-1.2-0.01%)下げたが、米国時間では1bpまで下げ幅を縮小した。ASMLホールディングの受注が予想を下回ったことも失望を誘った。 中東で起きた最新の緊張はいったん落ち着いたものの、トレーダーらは慎重な姿勢を崩していない。 ランズバーグ・ベネット・プライベート・ウェルス・マネジメントのマイケル・ランズバーグ最高投資責任者(CIO)は「株式相場がここ数週間に下げているのは、利下げ期待が著しくしぼんでいるからだ。」 ネーションワイドのマーク・ハケット氏は「地政学的および政治的な不透明感にインフレと金利、FRB高官による市場への圧力が加わり、マーケットの顔色と投資家マインドは急速かつ劇的に変化している」と述べた。プロクター・アンド・ギャンブルにとって売上高の半分を占める北米では、第3四半期の販売量が前期をわずかに下回った。中東の紛争エスカレートが懸念される中、来週決算を控えたハイテク株の下落が意識された。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1264.370.4%上昇。イスファハンにある核施設は完全に無事だと伝えた。 シカゴ連銀のグールズビー総裁はインフレの進展が失速しているとして、いったん立ち止まって、入手するデータから今後の経済動向を見極める必要があるとの認識を示した。そうした状況を巡る不確実性と市場のボラティリティーを高めているとの認識を示した。欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は利下げの可能性について従来の姿勢をあらためて打ち出し、インフレには上振れ方向の両方のリスクがあると強調した。原油相場が上げ消す、一時は急伸-イランは攻撃に控えめな反応 この日の相場の反応を見ると、戦闘エスカレートは回避できるとの見方を市場参加者が強めていることが示唆される。「こうした地政学的要因によって、当面は原油相場のボラティリティーが続く可能性が高い」と述べた。 金相場も高い。しかし、同攻撃についてイラン国内メディアが控えめに扱っている様子が分かると、一段の地政学リスクを巡る緊張は緩和した。 サクソバンクの商品戦略責任者オレ・ハンセン氏は「金に関しては正常なリアクション機能が失われたことがますます明白になっている」と述べる。
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