【米国市況】株が続伸、米欧の利下げ近づくとの見方-ドル148円付近
記事を要約すると以下のとおり。
7日の米株式相場は続伸。株式終値前営業日比変化率S&P500種株価指数5157.3652.601.51% 利下げ観測の広がりを受け、借り入れコスト低下が企業利益を押し上げると見込む株式強気派が勢いづいた。 米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長は、利下げが遅過ぎた場合のリスクについて当局者らは十分認識していると付け加えた。 この日は欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁も、6月利下げの可能性を示唆した。均等加重のS&P500種株価指数出所:ブルームバーグ 朝方発表された米新規失業保険申請件数は極めて低い水準にとどまり、労働市場の底堅さを改めて印象づけた。2月の非農業部門雇用者数は前月比20万人増と予想されている。 クリーブランド連銀のメスター総裁は、現時点では金利引き下げを開始できるはずだとした上で、利下げに踏み切る前にインフレ率が一段と鈍化している証拠をより多く目にしたいと述べた。ラガルドECB総裁、6月に利下げを示唆-インフレ目標達成が視界に ECBの最新の四半期予測では、今年のインフレ率を2.3%と昨年12月時点の2%に低下すると予想した。 LPLファイアシャルのクインシー・クロスビー氏は「ECBは恐らく6月の緩和サイクル開始に向けて順調に進んでいるようだ」と発言。国債 米国債市場では2年債利回り4.50%-1.15% 米東部時間16時52分 長期債はアンダーパフォーム。超長期債に大規模なブロック売りが出たことも影響した。パウエルFRB議長が議会証言で、利下げシナリオに近づいていることを示唆した。日本の賃金データを受けてアジア時間に上昇した円は、ニューヨーク時間も堅調を維持した。ECBの政策決定やラガルド総裁の発言に反応した。 ステート・ストリート・グローバル・マーケッツのマイケル・メットカーフ氏は「つい数週間前の時点では明確さを大きく欠いていたが、突如として3月が動きのある月になったようだ」と指摘。原油 ニューヨーク原油先物相場は反落。原油はここ1週間、約3ドルのレンジ内で変動しており、心理的に重要な水準である80ドルが天井となる一方、77.91ドル付近の200日移動平均線が下値となっている。ロンドンICEの北海ブレント5月限は82.96ドルで、前日と変わらず。 金スポットは一時1オンス=2164.78ドルと、最高値を更新した後は伸び悩んだ。それを考えると、今週に金を上昇させた資金流入は「現物よりも純粋に金融的なものに見える」と語った。利下げが始まれば、7カ月連続で減少した金ETFの保有量は増える可能性があると述べた。原題:StocksClimbonBetsFed,ECBClosertoRateCuts:MarketsWrap(抜粋)TreasuriesMixed,CurveSteepensasFedRate-CutPricingFirmsDollarSlumpsAmidRateCutProspects;EuroGains:InsideG-10BOJBetsSwingTowardMarchRateHikeasWagesBeatEstimatesOilSlipsFromTopofYear’sRangeWithFed,TechnicalsinFocusGoldExtendsRecord-BreakingRunasPowerfulMixBuildsMomentum。
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