【米国市況】株は小幅安・国債上昇、ＰＣＥ待ち－ドルは150円台後半

28日の米株式相場は小幅安。
一方で、個人消費と設備投資は上方修正された。
　インディペンデント・アドバイザー・アライアンスのクリス・ザッカレリ氏は「最近のデータはノイズであり、ごく短期的な市場の動きへの影響以外は無視すべきだ。」
アップルは下落したが、テクニカルな支持線である180ドルを上回る水準を維持した。
米司法省による反トラスト法（独占禁止法）調査を開始したとの報道が流れた。
ニューヨーク連銀のボスティック総裁はインフレとの闘いには「まだ長い道のり」があると述べた。
　バーンセン・グループのデービッド・バーンセン最高投資責任者（ＣＩＯ）は「バリュエーションを巡り市場全体に懸念があると考えている。」
投資家は「慎重かつ選択的」であるべきで、単に上昇銘柄を買うという戦略は避けるべきだと述べた。
  米国債相場は上昇。
ブルームバーグ・ドル・スポット指数は一時0.0006-0.15%ドル／円¥150.70¥0.190.0006-0.06%  米東部時間16時52分　　バンク・オブ・アメリカ（ＢｏｆＡ）のストラテジスト、アダーシュ・シンハ氏は28日のリポートで、「1月以来、米利下げ予想が弱まっていることは、堅調な株式と中国のセンチメント改善によって相殺されたと記述。」
「キャリー取引はドルの支援材料だが、現在の水準でのドル買いは慎重になった方がよい」と指摘した。
　米エネルギー情報局（ＥＩＡ）が発表した統計によると、先週の米原油在庫は420万バレル増に比べると小幅な上昇を維持しそうだ。
来月に会合を開くＯＰＥＣプラスによる減産延長の観測や、中東情勢の緊迫化が背景にある。
　ニューヨーク商業取引所（ＮＹＭＥＸ）のＷＴＩ先物4月限は3セント（0.1％未満）上昇の83.68ドル。
米金融当局が重視するインフレ統計の発表を翌日に控え、神経質な値動きが続いた。
ニューヨーク商品取引所（ＣＯＭＥＸ）の金先物4月限は前日比1.40ドル（0.1％未満）安の2042.70ドルで終えた。