【米国市況】株下落、地政学リスクで国債に逃避買い-151円30銭台
記事を要約すると以下のとおり。
4日の米国株式市場は下落。これを受けて、米国債には幅広い年限に買いが入った。ブルームバーグのエコノミスト調査によると、非農業部門雇用者数は健全な伸びとなる。 朝方発表された先週の米新規失業保険申請、1月以来の水準に増えた。米金融当局に利下げを遅らせる理由を与えず、かつ労働市場の深刻な悪化を示唆しない「ゴルディロックス」的な数字を投資家のうち、29%は「リスクオン」と予想。32%が「リスクオフ」、39%が「まちまち・限定的」と回答した。 ウルフ・リサーチのクリス・セニェック氏は米雇用統計について、コンセンサス予想との乖離(かいり)が小幅であっても市場は反応する可能性が高いとの見方を示す。地政学的リスクが意識され、終盤にかけて買いが優勢となった。 3月の雇用統計も注目材料だ。一方、国債が上昇した場合には、約3分の2の投資家が「何もしない」と答えた。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1242.70-0.38-0.02% 米東部時間16時55分 一方、円は対ドルで上昇。午前の取引では151円77銭まで売られる場面があった。 一方、インフレ率、予想に反し低下-サプライズ利下げを正当化原油 ニューヨーク原油先物相場は5日続伸。中東情勢がエスカレートする兆候を背景に買いが続いた。 CIBCプライベート・ウェルスのシニア・エネルギー・トレーダーのレベッカ・バビン氏は「バイデン大統領とネタニヤフ首相の電話会談がエスカレートした発言に終わったことで、原油はさらなる地政学的リスクを織り込んでいる。」 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物5月限は前日比1.16ドル(1.5%上昇し90.65ドル。前日のパウエル米連邦準備制度理事会(FRB)議長の発言を好感して買いが入り、最高値を更新した後、下げに転じた。パウエル議長、さらなるデータ精査の「時間ある」-利下げ前に(2)金と銀が上げを失う出所:ブルームバーグ UBSグループのアナリスト、ジョニ・テベス氏は金について、ポートフォリオの分散と不確実性へのヘッジを求める投資家を引きつけていると指摘。特に米国の実質金利は通常、金にとって逆風となる。 ニューヨーク時間午後2時37分現在、金スポット相場は0.1%未満下落の2299.21。
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