【米国市況】株続伸、ＦＲＢ当局者発言受けて利上げ観測後退－円上昇

9日の米金融市場では、株式相場が続伸。
米連邦準備制度理事会（ＦＲＢ）のジェファーソン副議長は、最近見られる米長期債利回りの急上昇について、金融当局は「必要となり得る追加的な政策引き締めの程度を見極める上で、慎重に進むことができる立場」にあると述べた。
「追加金融引き締めの確率はこの週末以降、劇的に低下した」と述べた。
エクソンモービルやシェブロンが上昇した。
イスラエル企業のテバファーマスーティカル・インダストリーズやチェック・ポイント・ソフトウエア・テクノロジーズは米国での取引で値下がり。
「債券の方がリスクリワードが高いと考える。」
米国債先物は上昇した。
外為　　ドルは朝方には上昇していた。
この日は原油高を追い風に、主要10通貨ではノルウェー・クローネの上げが目立った。
為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1268.78-1.88-0.53-¥0.19%  米東部時間16時49分原油　　ニューヨーク原油先物相場は大幅続伸。
イランは原油供給を拡大させており、逼迫（ひっぱく）気味の需給を和らげるのに寄与している。
原油相場が供給混乱の可能性がある。
北海ブレント12月限は3.57ドル（4.2％）上昇し、88.15ドルで引けた。
イスラエルとハマスの戦闘で緊張が高まっていることから、逃避資金を呼び込んだ。
　スポット価格はニューヨーク時間午後3時17分現在、前営業日比1.5％高の1オンス＝1860.73ドル。