ヘッジファンド運営会社コーチュー・マネジメントの77億ドル(約1兆1650億円)の成長株ファンドの投資家は、約30%の含み損を抱えている。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。
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コーチュー・グロース・ファンドV」は2021年にスタートアップ企業への投資を開始した。部外秘情報を理由に匿名を条件に語った関係者によれば、コーチューはオープンシー、カレンドリー、ノーションといった企業の内部評価額をそれぞれ約90%、70%、40%引き下げた。
コーチューはまた、ムーンペイの持ち株の評価額も90%を引き下げる一方で、企業向けソフトウエア会社ワントラストの評価額を50%引き上げた。
コーチューの広報担当者はコメントを控えた。
一部の評価額引き下げについてはジ・インフォメーションが先に伝えていた。
フィリップ・ラフォント氏率いるコーチューは、最新の成長株ファンドを通じて100社余りの高成長企業に投資している。
原題:
Coatue’s Latest Growth Equity Investors Eye a 30% Paper Loss(抜粋)








