トレーダーがユーロ見放す、ECB利上げは終わったも同然との見方
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)による一段の金融引き締めは困難との見方が強まる中、トレーダーらは急速にユーロを見限りつつある。バンク・オブ・アメリカ(BofA)やJPモルガン・チェースのアナリストは、今年のピークからほぼ10%安い1.05ドルに下落する可能性があるとみている。これまでに見られた弱さがインフレ率が2桁台のピークに達しECBが積極的な利上げのさなかにあった1月には複数のアナリストのがユーロに強気だった。レバレッジドファンドも機関投資家も1年近くユーロのポジションをネットロングにしており、2022年後半につけた20年ぶりの安値からの着実な回復を後押しした。同時に、先週発表された弱い購買担当者指数(PMI)は、利上げの影響がようやく現れ始めたことを示唆している。 一方、ブルームバーグの調査でアナリストは年末のユーロ相場予想を1.12ドルから1.11ドルに引き下げた。 ユーロ圏経済への重しとなっている。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トレーダーがユーロ見放す、ECB利上げは終わったも同然との見方