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トレーダーがFRBの金利見通し無視、利下げで恩恵の株式に資金流入

記事を要約すると以下のとおり。

ウォール街の金言の一つに「米連邦準備制度理事会(FRB)と争うな」というものがあるが、トレーダーは現在、まさにFRBと争う行動をしており、これが米株式市場の忘れられた一角の上昇を引き起こす可能性がある。
EPFRグローバルとバンク・オブ・アメリカ(BofA)がまとめたデータによると、先週のテクノロジーセクターへの資金流入は21億ドル(約3310億円)と、3月以来最大となった。
 金融当局者の今年の利下げ回数予想の引き下げや、パウエルFRB議長の12日の記者会見でのタカ派的コメントにもかかわらず、S&P500種株価指数は12日に初めて5400の節目を超えている。
S&P500SectorPerformanceSixMonthsAfterFirstRateCutSource:StrategasSecurities,LLCNote:RealEstateonlyhastwocases  歴史的に見ると、現在のサイクルのようにリセッション(景気後退)が発端でないサイクルにおいて利下げは株価の力強い経済成長が続く限り金利引き下げの恩恵を受けてきた。
 アトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」は4-6月(第2四半期)の実質国内総生産(GDP)伸び率が年率3.1%と、前四半期の同1.3%から加速すると推定しており、堅調な米経済成長が続くというのが大方の見方だ。
大手ハイテク株の比重が大きいナスダック100指数は今年に入って17%上げている。
 既定のガイドラインやアルゴリズムに基づいて投資判断を下すルールベースの投資家や裁量投資家が今週の急騰をけん引した。
 6月は通常、夏に向けて出来高が減り市場が落ち着く時期だが、来週は個別株および株価指数のオプションの満期と指数先物の期限が重なる四半期に一度の「トリプルウィッチング」を迎えることから短期的にポジショニングが混乱する可能性がある。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース トレーダーがFRBの金利見通し無視、利下げで恩恵の株式に資金流入

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