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ハイテク駆使のマーケットメーカー、債券取引で大手銀の牙城崩す

記事を要約すると以下のとおり。

シタデル・セキュリティーズや ジェーン・ストリートといったハイテクを駆使する米証券会社は、株式市場を制し外国為替市場の一角も占め、商品市場にも参入。
ジェーン・ストリートの4月の14億ドル(約2200億円)の起債から、秘密主義で知られる同社のビジネスを垣間見ることができる。
 シタデル・セキュリティーズによると、投資適格社債のマーケットメークを昨年開始して以来、同社の債券サービスを利用する機関投資家数は15%余り増えた。
BondMarketHasBalloonedSincetheGlobalFinancialCrisisTotalsovereignandcorporatedebtneared$100trillionattheendof2023Source:OECD  シタデル・セキュリティーズの債券市場における技術の進歩を考えれば、こうした商品の提供に新たな参加者が登場するのはごく自然なことだと思われると述べた。
電子取引の進化  株式よりもはるかに複雑で、集約的な取引所がなく多くが流動性の低い債券市場での取引は長年、主に銀行と顧客との間で電話やメッセージを通じて行われ、非常に収益性の高いものだった。
 ただ、ノンバンクや代替流動性提供業者が全ての電子取引を手掛けているわけではなく、市場が細分化されているため可視化は難しい。
トレードウェブの推計によると、同社プラットフォームのディーラー上位30社の国債取引の10%はノンバンクによるものである一方、クレジット・ディーラー上位50社の取引量のうち、ノンバンクによる完全電子化された米クレジット取引の10%に達し、超高速かつごくわずかなスプレッドで取引を執行する。
そのため、取引ごとの収益性は低下するが、それを売買高の増加で補完する。
波風を立てずにポジションの売却や構築をしたい資産運用会社にとって大きな魅力だ。
シティグループに5年間勤務したつサム・バーベリアン氏は、以前は大手投資銀行としか取引していなかったが、ここ1年はノンバンクが提供する流動性の利用を増やしているという。
「一貫性があり、リークを最小限に抑えながら、そのレベルで成し遂げられるという確信を持てる」ことが大きな魅力だとプール氏は語った。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ハイテク駆使のマーケットメーカー、債券取引で大手銀の牙城崩す

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