パウエルFRB議長、政治避けて通れず-選挙年の宿命か双方から圧力
記事を要約すると以下のとおり。
米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が大統領選の熾烈(しれつ)な争いに巻き込まれたくないと考えているのは間違いないが、それは不可能に近いかもしれない。 共和党の大統領候補と目されるトランプ氏は「議長は政治的だと思う」と、同じく4日にフォックス・ビジネスで放映されたインタビューで発言。ただ、具体的な政策提言には至らなかった。 トランプ氏は18年8月のツイートで「唯一の問題はジェイ・パウエル氏とFRBだ」と批判。「パットのセンスがないゴルファーのようだ。」4日のインタビューでは、11月の大統領選勝利なら バイデン大統領は2022年にパウエル議長を再任指名したが、FRBに対して公に意見を言うことは避けている。上院銀行委員会のブラウン委員長や元大統領候補のウォーレン上院議員は先月、パウエル議長に利下げを促す書簡をそれぞれ送付している。USInflationFallsTowardFed'sGoalSource:BureauofEconomicAnalysis FRBウオッチャーにとってこの発言は意外ではなかった。 パウエル氏は世界的な民主主義を支持する米国の利点と、それを支える経済および安全保障の枠組みを称賛。ただ、大まかな原則を述べるにとどめ、具体的な政策提言は避けた。2016年、当時の共和党大統領候補のトランプ氏は、イエレン前FRB議長が民主党のヒラリー・クリントン候補を勝たせるために低金利を維持していると繰り返し批判した。そして有権者は現状を好ましいとは考えていない。パウエル議長は先週記者団に対し、2つの相反するリスクを回避しようとしていると語った。 ポトマック・リバー・キャピタルのマーク・スピンデル最高投資責任者(CIO)は「パウエル議長は自身とFRBがターゲットにされる大統領選に対し、先手を打とうとした」と解説した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース パウエルFRB議長、政治避けて通れず-選挙年の宿命か双方から圧力