リスクパリティーのクオンツ戦略痛手、米ＣＰＩ受けた株・債券売りで

レイ・ダリオ氏が有名にした分散型のクオンツ戦略にとって、13日に発表された1月の米消費者物価（ＣＰＩ）統計が新たな逆風となった。
　Ｓ＆Ｐ500種株価指数には8ポイント出遅れており、この時期の格差としては2019年の運用開始以来で最も大きい。
債券は米金融当局の積極的なインフレ対策の犠牲となり、リスクパリティーは22年の弱気局面のような乱高下に再び直面している。
　　ＲＰＡＲは23年10－12月（第4四半期）、インフレ収束で今年3月にも利下げが始まるとの楽観的な見方などを背景に四半期としてここ3年余りで最高の成績を記録していた。