レンタカーのハーツ、シャーＣＥＯが退任－ＥＶ戦略失敗

米レンタカー大手 ハーツ・グローバル・ホールディングスは最高経営責任者（ＣＥＯ）を交代させる。
後任には、ゼネラル・モーターズ（ＧＭ）のロボタクシー事業を手掛けるクルーズの元最高執行責任者（ＣＯＯ）、ギル・ウェスト氏が就任する。
新しいオーナーのナイトヘッド・キャピタル・マネジメントとサータレス・マネジメントの下で、ハーツが数万台を保有車に加えた直後に、テスラが販売台数拡大を目指して製品価格を引き下げたことで、セダン「モデル3」とクロスオーバー車「モデルＹ」のリセールバリュー（再販価値）に打撃を与えた。
　ハーツは昨年12月までに、保有するＥＶ車両の約3分の1にあたる2万台の売却を開始。
HertzSwapsOutCEOAfterEVPlansFalterFourth-quarterresultwasworstsincepandemictimesSource:Bloomberg　　ハーツの株価は15日の米株式市場通常取引終了後に2％下落した。