中国全人代、成長目標約5%か-「バズーカ砲」級刺激策は期待薄
記事を要約すると以下のとおり。
中国は5日に開幕する全国人民代表大会(全人代、国会に相当)で、2024年の成長目標を発表し、減速する経済を支える戦略を示す。政府は5%前後の成長目標を設定すると見込まれており、これは昨年と同じだが、比較対象が高くなる今年の達成は一段と難しくなりそうだ。「政策基調は昨年12月の中央経済工作会議で事前に決定されており、大きく外れる可能性はほとんどない」とみているという。 別の調査では、エコノミストらは24年の経済成長率について、約4.6%との見通しを示した。経済全体の物価を示す指標は昨年、1990年代後半のアジア通貨危機以来、最長のデフレ状態となった。目標は3%だった。5日に発表される財政省の予算報告では、政府がどこまで景気浮揚に乗り出すのかが明らかになる。 ブルームバーグ調査の中央値では、23年の当初目標だった対GDP比3%の目標を掲げると見込んでいる。低迷している景気の浮揚策として国家的に重要な分野に資金を誘導するとみられる。これが全人代の主要テーマになる公算が大きい。MoneyForManufacturingGrowthrateofnewloans,bysectorSource:People'sBankofChina 政府は製造業に資金を投入し、電気自動車(EV)、バッテリー、再生可能エネルギーという「新3大」成長エンジンと呼ばれる分野に力を注いでいる。消費 消費者の信頼感が依然低迷しているため、政府は家電や自動車など高額商品の家計購入を促すことに重点を置くことで、消費を回復させようとしている。 中国共産党の総書記でもある習主席は最近の会議で、製品の買い替え加速が質の高い発展を促す重要な施策になるとの認識を示した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国全人代、成長目標約5%か-「バズーカ砲」級刺激策は期待薄