中国政府の産業補助金「透明性の欠如」を指摘-WTO報告書
記事を要約すると以下のとおり。
世界貿易機関(WTO)は17日に発表した報告書で、国内産業への補助金に関する中国の「透明性の欠如」を指摘し、このような公的情報を欠いていることが、世界経済に大量流入する中国製品の脅威について、他国からの
不満を増す要因になっているとした。また、中国政府が産業への投資目的で設立した基金について、全体的な資金提供に関する情報を提供していないと批判した。 一方で、「中国の支援に関する全般的な透明性の欠如は、一部の部門で過剰生産に対する共同の取り組みを改めて表明したが、中国やその他の国を名指しするまでには至らなかった。」各国は共同声明で「われわれは、過剰生産能力の原因となっている国々に対し、この問題を根本から解決するための外交努力を支援する。」EUは7月初旬、中国製EVに最高48%の暫定関税を課した。中国政府はこうした補助金の問題についてWTOで議論する意欲があるとしつつ、非常に限定的な議論を求めた。 中国側の報告書は、「一部の国は他国との関係断絶を提唱し、米国などを暗に批判した。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 中国政府の産業補助金「透明性の欠如」を指摘-WTO報告書