中国警察が監視、恒大の創業者はどんな人物でどうなるのか-Q&A
記事を要約すると以下のとおり。
中国不動産危機の発端となった
中国恒大集団の許家印会長が警察に連行された。 警察が恒大創業者の許氏を監視下に置いたことで、世界で最も債務負担の大きい不動産開発会社である同社と許氏(64)の今後に強い疑念が浮上した。 林業をなりわいとする貧しい家庭に生まれた許氏は、30年余り前に共産党に入党。しかし、結局のところ、こうした党とのつながりも恒大のデフォルト(債務不履行)を回避するには十分ではなかった。 鉄鋼会社を辞めて深圳に向かったのは92年だった。 96年に恒大を設立し、多額の借り手となり、一時は国内最大の成約販売を誇るデベロッパーとなった。 2020年に流動性不安に見舞われた同社は、23年半ばまでに1000億ドル(約15兆円)の負債をほぼ半減させる計画を発表。一部のドル建て債の利払いを怠った。 ブルームバーグの算出では、同氏の資産は20年後半からの恒大株急落によって大きく目減り。4.許氏は今どこにいるのか ブルームバーグは許氏が今月に入り中国警察に連行され、監視下に置かれたと報じた。パスポート(旅券)と身分証明書は警察に引き渡される。6.許氏の今後は 今のところ不明だ。当局は9月、恒大の再編計画に不確実性がもたらされた。債権者との合意に達しない場合、清算される可能性が高まっている。 恒大株は今年8月28日に1年5カ月ぶりに売買が再開されたが、同日の取引時間中には87%下落する場面もあり、1香港ドルを大きく割り込んだ。
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