今年度補正予算案をあす閣議決定、国債発行8.9兆円で財源賄う－資料

政府は「デフレ完全脱却」を掲げた経済対策の裏付けとなる2023年度補正予算案の概要をまとめた。
財源は国債の追加発行8兆8750億円に加え、前年度決算の剰余金3兆3911億円や税収の上振れ分1710億円などを充てる。
経済対策の財政支出は21.8兆円に、デフレ脱却へ減税－きょう閣議決定　　物価高対策や国内投資促進策を柱とした経済対策に比べて縮小したものの、国債の追加発行で財政悪化に拍車がかかる。
国債発行額はコロナ禍前の水準には戻らず出所：財務省2021年度までは決算ベース、22・23年度は補正後　　　　ＳＭＢＣ日興証券の宮前耕也シニアエコノミストは、コロナ禍の予算編成からまだ平時に戻っていないと指摘。
「デフレ脱却なのに物価高対策。」
当初予算に計上していた物価高騰やウクライナ関連予備費計5兆円などの既定経費を削減。
   今年度補正予算の詳細については日本経済新聞が先んじて報じていた。