円キャリートレード再び脚光浴びるか、日本金利はどん底状態

低金利の通貨で調達した資金を高金利の通貨に換えて運用するキャリートレードで、円が再び注目を集めている。
日本銀行がマイナス金利政策を続けているため、円の短期金利は低位のままだ。
Yen'sYieldRemainsAlmostUnchangedWhileOthersRiseYieldsimpliedbythree-monthcurrencyforwardsSource:Bloomberg　　東海東京調査センターの柴田秀樹金利・為替シニアストラテジストはキャリートレードのファンディング通貨として「敵がいない」と指摘。
一気に縮まるかというと、それは多分起きないだろうというのは市場はどこかで気が付くと思うと言う。
一方、世界の債券指数は1％未満にとどまっている。
米ドル、ニュージーランドドル、カナダドルの3カ月物金利は4％を超え。
一部では、4月に次期日銀総裁に就任するとみられる植田和男氏の下で政策修正が行われると見方も出ている。
　ストラテジストは円調達の可能性に乗り気だ。
円はかつてのような安全資産としての通貨として取引がされているのではなくなっており、キャリートレーダーにとって過去のような非効率性が取り除かれているという。