失われていた日本株の為替連動性復活、需給かく乱消え業績相場後押し
記事を要約すると以下のとおり。
円安なら買い、円高なら売りといった日本株と外国為替相場との連動性が復活してきた。日経平均株価とドル・円相場の相関係数(25営業日、7月12日時点)ブルームバーグ 双方の連動性が失われた理由として、5月以降に日本株が上昇基調を強めたため、年金やファンドが四半期末のリバランス(資産の再配分)を活発化したほか、上場投資信託(ETF)が分配金を捻出するための売りを出すなど株式需給が大きく崩れたことが挙げられる。運搬船への積み込みを待つ自動車Photographer:ToruHanai/Bloomberg 証券ジャパン調査情報部の大谷正之部長は、そうしたヘッジの巻き戻しが起きていると話す。 今月末に控えた日本銀行の金融政策決定会合を前に、政策変更の可能性に対する思惑などから足元で為替は円高方向に振れているものの、大谷氏は決算内容が悪くなければ日本株に見直し買いが入り、為替も円安気味で推移するだろうと予測する。
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