26日の東京株式相場は3営業日ぶりに反落する見込み。前日の米国市場で金利急上昇に加えて米ナスダック100指数が今年最大の下げとなり、投資家のリスク回避姿勢が強まる。景気敏感業種を中心に値下がりし、電機や精密機器、機械など輸出関連をはじめ、ガラス・土石製品などにも売りが広がりそうだ。
米シカゴ先物市場(CME)の日経平均先物(円建て)の清算値は3万0980円と、大阪取引所の通常取引終値(3万1240円)に比べ260円安
米国株は反落-米10年債利回りは4.95%と13ベーシスポイント上昇
野村証券の伊藤高志シニア・ストラテジスト
金利上昇と企業決算を受けた米国株の反応が大きかったため、きょうの日本株も流れを引き継ぎそうだ
金利の影響を受けやすい米新築住宅販売が市場予想とかけ離れた強さとなったのは債券投資家からすれば驚きだった日本時間で今晩に米国内総生産(GDP)の発表があるため、米国市場では金利がさらに跳ね上がり株価を抑えるとの警戒感もある
為替の円安は上場企業の業績全体にはプラスではあるものの、ここまで円安が進むと当局による介入への警戒モードとなりやすい
背景
米ナスダック100指数は2.5%安と、
今年最大の下げアルファベット株、
20年以来の大幅安-クラウド部門の業績振るわず
米新築住宅販売が
急増、昨年2月以来の高水準-予想も大幅に上回る
メタ株が4%上昇、3Qの1株利益と売上高は市場予想上回る
けさのドル・円相場は1ドル=150円台前半で推移、前日の日本株終値時点は149円86銭
【要人発言】インフレ率を中期で2%に戻すことが必要だ-ECB総裁








