日銀会合注目点:YCC修正の有無、新たな物価見通しと植田総裁会見
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行が27、28日に開く金融政策決定会合では、イールドカーブコントロール(長短金利操作、YCC)政策の見直しの有無が最大の焦点となっている。日銀7月会合での政策修正予想が後退、総裁のハト派継続で-サーベイ 複数の関係者によると、日銀は現時点で市場機能や金融仲介機能といった副作用に、長期金利を操作する異例のYCCを含む大規模な金融緩和を維持し、引き続き経済の下支えに取り組む姿勢を示す可能性が大きい。全員一致で現行の金融緩和策を続けてきた政策委員の投票行動に変化が出るかも注目だ。欧州中央銀行(ECB)は27日に0.25ポイントの利上げを決めると見込まれており、日銀の政策決定が円相場に及ぼす影響が注目される。 ニッセイ基礎研究所の上野剛志上席エコノミストは、YCC修正は10月会合がメインシナリオとし、「流動性の低下など現行YCCによる債券市場への悪影響は続いているため、遠からず実施されると予想している。」日銀が持続的・安定的な2%の物価目標の実現に自信が持てない状況に変化はないという。他のポイントYCCの修正・撤廃が行われた場合、市場の関心は次の段階として金融政策の正常化に向かいやすい。社債は感染症拡大前と同程度のペースで買い入れ残高の調整は発行環境に十分配慮して進める。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 日銀会合注目点:YCC修正の有無、新たな物価見通しと植田総裁会見