日銀YCC修正観測で日本株に下落リスク-日経平均3万円との声も
記事を要約すると以下のとおり。
日本株の下落リスクが高まりつつある。野村アセットマネジメントの石黒英之シニア・ストラテジストは、日銀執行部で最もハト派とされる内田氏がYCC修正を「明確に否定しなかった」ことで、今月会合での政策修正の可能性が改めて意識されたと話す。 内田氏の発言が伝わった7日以降、世界の株式を幅広くカバーするMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(ACWI)が3.3%上昇したのに対し、日経平均は1.1%下落。 外国為替市場では内田氏の発言以降、ドル・円相場が1ドル=144円台から138円台まで5円程度だったことを挙げ、金融市場は「ある意味で政策修正を既に織り込んでいる」との見方を示す。野村証券の須田吉貴クロスアセットストラテジストの推計によると、日経平均の3万2065円前後より下の水準では、オプションディーラーはオプションの売りポジションを抱えている。 マクロヘッジファンドなど先物を中心に取引する投資家の日本株のロングポジションが、現時点で2兆5000億円程度あるとも須田氏は試算。
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