来年度国債発行171兆円、短中期債や20年債中心に23年度比1割減
記事を要約すると以下のとおり。
財務省は22日、2024年度の国債発行計画を発表した。10年債へ流れ、需給に不安が出ている20年債は2000億円減らす。新型コロナウイルス禍前は発行していなかった短期国債(6カ月物)をなくすなど、短期ゾーンに大きく依存した資金調達構造を修正する。 新型コロナの感染拡大で政府が大型経済対策を強いられた20年以降、国債の大幅増発が続いたが、コロナがようやく落ち着き、発行も正常化に向かう。 SMBC日興証券の小路薫金利ストラテジストは、発行減額は予想通りだったとした上で、20年債は常に供給過剰と言われていたため、超長期債にとっては好感材料になりそうだとの見方を示した。 今後10年間の150兆円超を見込む官民投資を巡っては、政府はGX移行債で20兆円規模を調達して支出し、民間投資の呼び水にする方針だ。借換債が22兆円、財投債が2兆円それぞれ減る半面、子ども特例債が新たに加わり、新規国債は7000億円減の34兆9000億円程度となる。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 来年度国債発行171兆円、短中期債や20年債中心に23年度比1割減