植田日銀は金融引き締め方向、6月実施が所信聴取後強まる-サーベイ
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の次期総裁候補の植田和男氏に対する国会での所信聴取後、新体制下で2回目にあたる6月の金融政策決定会合で引き締め方向の緩和修正に動くとの見方が日銀ウオッチャーの間で強まっている。6月会合で実施するとの見方が41%で最多となり、所信聴取前の2月調査の26%から大幅に増加した。6月会合での引き締め予想が増加日銀新体制下で2回目の会合出所:ブルームバーグ・サーベイ 日銀が意図した通りには市場機能は改善していないと84%が行うべきではないとしている。「今後は緩和的な状態を維持したままで、いかにして金融市場のゆがみを是正し、正常化に向かうのかポイントとなる」とみている。 BNPパリバ証券の河野龍太郎チーフエコノミストは、10年金利の変動幅を「1%まで引き上げることが日銀にとっての喫緊の課題」とした上で、今回動かなければかなりの規模の国債を売り浴びせられる可能性があると指摘。新総裁の下で今年、政府と日銀が2%目標を持続的に達成する可能性については、35%が高いと回答。
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