楽天ＧのＣＤＳ低下、社債型種類株で最大1000億円調達－社債償還資金

楽天グループの信用リスクを表すクレジット・デフォルト・スワップ（ＣＤＳ）が低下した。
28日の東京株式市場で楽天Ｇは20年に既に飽和状態にあった日本の携帯電話市場に参入したのに伴い、負債を積み上げてきた。
楽天Ｇは手元流動性を向上させ、負債を増やすことなく資金を調達できるとし、「信用力にはプラスに働くだろうとコメント。」
  　　楽天Ｇは資金繰りにめどをつけることが大事だとし、今回の資金調達は「当面の懸念を後退させるという意味ではポジティブだ」と述べた。
　23年にソフトバンクが先駆的に発行した社債型種類株を主に個人投資家を対象に販売する。
具体的な発行額や配当利率、発行時期などは今後決める。
これにより長く銀行預金の超低金利に甘んじてきた個人投資家の間でも、より利回りが高い商品への需要が強まっている。
　土屋アセットマネジメントの土屋剛俊社長は、社債投資家は同種類株の発行を歓迎していると言う。
発行価格と額面価格との差を踏まえた利回りは12.125％と、ブルームバーグのデータによると日本で上場する事業会社が発行したドル債として過去最高を更新した。