為替変動、物価見通しに大きな影響あれば政策変更も-日銀総裁
記事を要約すると以下のとおり。
日本銀行の植田和男総裁は31日、足元の円安進行に関連して、為替変動が日銀の物価見通しに大きな影響を与える場合には、金融政策の変更につながる可能性があるとの見解を示した。 日銀は同日の会合で、23年度と24年度のコアCPI見通し2.8%上昇-展望リポート ドル・円相場は26日に一時1ドル=150円78銭と1年ぶりの水準まで円安が進んだ。1.5-2%の水準への大幅上昇を「今みているということでは全然ない」という。長期金利の誘導目標を引き続きゼロ%程度をめどしていた変動幅は声明から削除。長期金利が一時0.955%まで上昇した。 総裁は、日銀が目指す2%の物価安定目標の持続的・安定的な実現に関しては、「十分な確度を持って見通せる状況にはなお至っていないと指摘。」企業収益がかなり好調であることを勘案すると、「ある程度来年の賃金について期待できるとしている。」
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