米失業率またも上昇、雇用者数は予想以上に減速-9月利下げ固まる
記事を要約すると以下のとおり。
7月の米雇用統計では、雇用者数の伸びが市場の予想以上に減速。 失業率上昇の背景には、新たな労働者が労働力として参入したというよりも、職を失い離職した人が多かったことがある。 今週は期待外れの経済指標が相次いで発表され、景気が急減速しているとの懸念が高まり、株式市場で売りを誘発、米国債利回りは低下した。 パウエル氏は「早ければ次回9月の会合で政策金利の引き下げが選択肢となり得る」とも述べた。「米金融当局は既にリセッション(景気後退)回避、あるいは彼らが呼ぶところの景気拡大維持に傾いている。」労働統計局はこれによるデータへの「顕著な影響はなかった」と説明したが、悪天候のために仕事をしなかったと答えた人は急増した。サーム氏は最近、労働参加率の上昇やそれが失業率のデータにどの程度影響を及ぼしているかにも予測担当者は注目するべきだと述べている。 労働参加率は62.7%に上昇し、2001年以来の高水準となった。臨時雇用も減少。 雇用拡大の広がりを示す雇用DIはコロナ禍初期以来の最低水準に下げた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米失業率またも上昇、雇用者数は予想以上に減速-9月利下げ固まる