米財務長官、米中「直接の意思疎通」必要-経済の懸念事項巡り
記事を要約すると以下のとおり。
イエレン米財務長官は8日、米中両国が経済に関する特定の懸念事項について「直接」意思疎通を図るべきだと述べ、中国指導部との会談で両国間の交流改善の必要性に重ねて言及した。 米財務省は今回の会談について、「率直かつ建設的で、バイデン政権が進める「米国の労働者と企業にとって公平な競争条件で、中国との健全な経済競争を求めるアプローチ」についても取り上げたと説明した。6月にはブリンケン米国務長官が中国を訪れた。イエレン長官と中国の何立峰副首相Photographer:MARKSCHIEFELBEIN/POOL/AFPviaGettyImages イエレン氏は会談冒頭で「米国は国家安全保障を守るため、的を絞った行動をとる」と表明した上で、「これらの行動については意見が異なるかもしれないが、その意見の相違が誤解、特にコミュニケーション不足に起因する誤解につながることを許すべきではない。地政学的に競合する両国の関係が改善に向かうかに見えたが、会談後に台湾やスパイ疑惑、テクノロジーの安全保障、ロシアのウクライナ侵攻を巡り「対話と意思疎通」を行う意向を示した。 イエレン氏はこれに先立ち、北京で開かれたサステナブルファイナンスに関する円卓会議で、「気候変動は世界的課題の最優先事項であり、米中はこの人類の存続を脅かす危機に協力して取り組む必要があると述べた。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 米財務長官、米中「直接の意思疎通」必要-経済の懸念事項巡り