英中銀が50ｂｐ利上げに再加速か、観測強まる－賃金が過去最高の伸び

イングランド銀行（英中央銀行）が再び大幅な利上げを実施するとの見方をトレーダーは強めている。
UKBondMarketHasUnderperformedMainPeersYear-to-datechangeinbenchmarkgovernmentbondyieldsSource:BloombergNote:dataasofAug.15 　　サクソ銀行のシニア債券ストラテジスト、アルテア・スピノッツィ氏はブルームバーグテレビジョンとのインタビューで、0.5ポイントの利上げはいまや「あり得る」と語った。
　中央銀行の会合日程に連動するスワップに基づくと、今後見込まれる追加利上げはユーロ圏で24ベーシスポイント（ｂｐ、1ｂｐ＝0.01％）、米国ではその約半分でしかないが、英国は84ｂｐと想定されている。
これは昨年初頭以来の低水準だが、それでも英中銀の目標である2％の3倍以上だ。
消費者物価指数や来月の賃金データがさらに上振れするようなサプライズがあれば、50ｂｐ利上げの可能性を排除できなくなるのは間違いないとの見方を示した。