記録的な金価格高騰、根底にあるのは中国人投資家の熱狂的買いか
記事を要約すると以下のとおり。
金相場の今年の記録的なラリーに市場関係者は困惑している。 上海先物取引所の取引高が低水準から急増した事実は、平常なら上昇に歯止めがかかるような大きな圧力に直面しながらも、3月初旬には1オンス=2000ドルを突破。米金融当局による利下げ観測が後退し、米国債利回りとドルが上昇した中でも買われてきた。 クレディ・スイス・グループとロスチャイルド&サンズの元トレーダーで、現在はメタルズ・デイリー誌の最高経営責任者(CEO)を務めるロス・ノーマン氏は、「ビットコインのような形で相場を動かすのは、大量の投資家が買い手である公算が大きいと分析した。」そうした伝統的な関心が、中国の消費者と機関投資家は現物の地金を買いあさり、中国の不動産市場と株式市場の混乱を受けて新たに高まり、厳しい管理にもかかわらず、2022年と23年の輸入急増につながった。 こうした説を裏付ける数字がある。 長期的な金強気派にとって、相場上昇のもろさが判明すれば懸念材料になり得る。これは、参加者が長期的な視点を持たずデイトレーディングを行っていることを示唆する。機関投資家や個人トレーダーは上海先物取引所で、人民元の短期的変動に賭けて金を買っているのかもしれない。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 記録的な金価格高騰、根底にあるのは中国人投資家の熱狂的買いか