香港のすしレストラン、日本産海産物の輸入禁止でコスト上昇に備える
記事を要約すると以下のとおり。
香港のレストランは、政府が日本の一部地域からの水産物の輸入を
禁止したことを受け、サプライチェーンの再構築を進めている。中国政府は既に、これらの地域からの日本食品の輸入を制限している。 新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)による制約と労働者不足の影響に苦しむ香港の外食産業にとって、日本からの水産物輸入禁止は新たな痛手だ。同氏のレストランでは手巻きずしや海鮮網焼きを提供しており、食材の約40%を輸入禁止都県から仕入れている。政府当局は日本からの食材の放射能検査を行う予定であるため、検査のために鮮度が失われるからだ。それが中央政府にとって重要な外交問題になっていると思われる場合はなおさらだと、香港城市大学で中国政治を専門とする劉冬舒准教授は言う。韓国国会で行われた処理水放出決定に対する抗議デモに参加したデモ隊と議員ら(ソウル、8月23日、持ち込まれる食品の安全性を守るためだとして禁止措置を擁護。香港は福島県や東京都など10都県からの水産物検査と通関には通常数時間かかると答えた。香港の飲食業界に詳しい関係者によると、今回の制限の悪影響について公にコメントすることに慎重な理由の一つは、そうした発言が政府の政策を批判していると見なされる可能性があるためだという。「価格比較や品質チェックには時間がかかる。」
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 香港のすしレストラン、日本産海産物の輸入禁止でコスト上昇に備える