IMF、世界成長率見通しを下方修正-金融リスクが追加の圧力に
記事を要約すると以下のとおり。
国際通貨基金(IMF)は世界成長率見通しを下方修正した。2022年成長率は3.4%だった。 IMFのチーフエコノミスト、ピエールオリビエ・グランシャ氏は「過去1カ月半の金融混乱の結果、リスクは多くの部分で下方向に大きく傾いている」とし、「今は制御下にあるが、金融環境が大幅に悪化するようならば、より急激で深い景気下降につながることを懸念していると説明した。 IMFは先週、向こう5年間の成長は限られるとの見通しを2%と1月予想の1.7%から引き上げたと、マルパス総裁が10日明らかにした。ブルームバーグ・エコノミクスも今年の成長率見通しを引き上げた。インフレ低下は商品相場の下落と金利上昇の影響による。24年の世界のインフレ率は4.9%とさらに低下が見込まれる。このシナリオの確率は25%程度だが、この場合は大規模な信用収縮があり成長率は2%割れは1970年以降で5回しかない。成長率がわずか1%に落ち込む確率は約15%とみられている。成長見通しIMFSeesGrowthSlowingin2023MostmajoreconomiesareexpectedtoseeGDPexpansiondecelerateSource:InternationalMonetaryFundWorldEconomicOutlookupdate WEOの他の焦点は以下の通り。期待外れだった22年10-12月(第4四半期)の状況が今年も続いているもよう。
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