【コラム】逆イールドの急速な縮小、米経済に危険な兆し-オーサーズ
記事を要約すると以下のとおり。
逆イールドよりも悪いものは何だろうか。逆イールドが長期化するということは、深刻な問題が進行中であることを意味する。 逆イールドはリセッション(景気後退の前にイールドカーブが逆転し、全米経済研究所(NBER)が始まる直前に解消される傾向がある。<br> これは恐ろしいことのように聞こえる。専門用語では「ブルスティープニング」と呼ばれる。さらに、逆イールドの状態から始まる特殊なベアスティープニングだ。<br> しかし、イールドカーブを気にするべき理由は具体的に何なのだろうか。逆イールドは金融関係者にとっては問題だが、ほとんどの家計や企業の日常的な金融環境に大きな影響を及ぼしていない。 とは言えイールドカーブはそれだけで存在するわけではない。そこでラボーニャ氏は以下のチャートで、現在測定されているLEIの前年比を計算した。新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)以降、LEIはイールドカーブの有無にかかわらず、ほぼ一致している様子だ。逆イールド縮小のスピードは、景気後退が迫っていることを示唆している。ブルームバーグに移籍前は英紙フィナンシャル・タイムズに在勤し、LexColumnの責任者やチーフ市場コメンテーターを務めました。
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