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【コラム】FRBのインフレ対応は不十分、再考が必要-ダドリー

記事を要約すると以下のとおり。

あまり認められていないが、米連邦準備制度理事会(FRB)の仕事は「r*(Rスター)」あるいは中立の短期金利という捉えどころのない数字を追いかけることだ。
 Rスターは直接観測できるものではない。
まず、短期金利の変動は長くて変動しやすいラグを伴う。
例えば、今は人工知能(AI)に投資の波が押し寄せている。
 それでもRスターは無視できないほど重要だ。
 パウエルFRB議長は記者会見でRスター予想の中央値(インフレ率2%の調整後)はここ数年ほとんど変わっておらず、3月にようやく10ベーシスポイント(bp、1bp=0.6%となった。
Rスターが大幅に上昇したという確証がある。
ひとつには、米経済の持続的な力強さが、金融政策がそれほど抑制的でないことを示唆している。
アトランタ連銀の予測モデル「GDPナウ」は、第2四半期の成長率を3.5%と予測している。
投資面では、バイデン政権は半導体工場からグリーン・テクノロジーまで、あらゆるものへの設備投資を急ピッチで進めており、再生可能エネルギー(風力や太陽光)は石炭や天然ガスよりもはるかに資本が集約されている。
そうであるなら、現在の5.50%のフェデラルファンド(FF)金利は、成長とインフレに対する抑制力としては無視できる程度ということになる。
このコラムの内容は、必ずしも編集部やブルームバーグ・エル・ピー、オーナーらの意見を反映するものではありません)原題:TheFedThinksIt’sFightingInflation.ThinkAgain:BillDudley(抜粋)ThiscolumndoesnotnecessarilyreflecttheopinionoftheeditorialboardorBloombergLPanditsowners.。

[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【コラム】FRBのインフレ対応は不十分、再考が必要-ダドリー

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