【米国市況】ダウ平均1%安、米国債も下落-米債務交渉の行方を警戒
記事を要約すると以下のとおり。
ワシントンで債務上限を巡る行き詰まりが解消し、歴史的な米デフォルト(債務不履行)が回避されるのかどうかにトレーダーの関心はくぎ付けになった。米債務上限巡る協議、合意には依然程遠い-マッカーシー下院議長 プリンシパル・アセット・マネジメントのチーフ・グローバル・ストラテジスト、シーマ・シャー氏は「双方とも何を失うか知っているため、デフォルトはあり得ない」と話す。リセッションと信用逼迫(ひっぱく)が迫る中で投資家はポートフォリオの現金比率を高めた。リッチモンド連銀のバーキン総裁は、インフレ沈静化に成功したとの確証はまだ得ていないとし、必要とあればさらなる利上げも辞さないとの見解を示した。 BMOキャピタル・マーケッツの米金利戦略責任者イアン・リンジェン氏は米小売売上高について、「6月利上げを排除するような材料は何ら見当たらなかった。」景気への向かい風が強まり続けるものの、当面は抑制されるためだと説明した。高い米政策金利がしばらく続くとの連邦準備制度理事会(FRB)のメッセージを、米経済データが裏付けた。ファイザー、310億ドル相当を起債-米社債市場4番目の規模 30年債利回りは一時3.9%と、銀行セクターで問題が頻発し始めた3月上旬以来の高水準に達した。米30年債利回り出所:ブルームバーグ外為 外国為替市場ではドル指数が上昇。為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1230.192.830.12-0.21%ユーロ/ドル$1.0862-$0.280.11% 米東部時間16時55分 ブラウン・ブラザーズ・ハリマンの通貨戦略担当グローバル責任者ウィン・シン氏は「ドルがこの日持ち直した要因の一つは、2年債利回りをはじめとする米金利の上昇だ」とリポートで指摘。ブラウン・アドバイザリーの課税債券部門グローバル共同責任者、ライアン・マイヤーバーグ氏は円が年末までに1ドル=125円から130円に上昇すると予想。米小売売上高が予想を下回る伸びにとどまり、石油消費量の多い同国の経済が勢いを失っている可能性を示唆した。金 ニューヨーク金相場は反落。 オアンダのシニアマーケットアナリスト、エド・モヤ氏は「債務上限協議や地銀不安、個人消費を圧迫する根強いインフレを起因とする市場のストレスが高まっている明白な兆候をウォール街が得るまで、金は軟調な展開が続く可能性がある」と発言。 ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物6月限は、前日比29.70ドル(1.5%)安い1オンス=1993ドルちょうどで終了。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】ダウ平均1%安、米国債も下落-米債務交渉の行方を警戒