【米国市況】円が144円近辺に急伸、株上昇-パウエル議長講演で
記事を要約すると以下のとおり。
23日のニューヨーク外国為替市場では、ドル指数が下落し、1月以来の安値。パウエルFRB議長、「利下げの時が来た」-ジャクソンホール(3)為替直近値前営業日比変化率ブルームバーグ・ドル指数1223.14-12.02-0.00800.72% 米東部時間16時57分 円は対ドルで一時1.5%上昇し、1ドル=144円05銭を付けた。週間ベースでは4週連続の下げと、2023年4月以降で最長の連続下落局面。「9月により大きな幅で利下げをする可能性を低くする内容は講演に含まれていなかった」と分析した。 ポンドは対ドルで一時1.3230ドルと、2022年3月以来の高値。決してタカ派的ではなく、25ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)の利下げにゴーサインを出した。S&P500種の主要な業種別指数は3.2%上昇した。2年債利回りは4%を割り込まれている。労働市場は想定以上に軟化していることから、米連邦公開市場委員会(FOMC)による利下げはペースが加速し、幅も大きくなるとエコノミストらはみていることが分かった。「米金融当局の行動を決定づけることになるのは労働市場のデータだ。」利下げの時が来たとするパウエル議長の発言を受けてリスク選好ムードが広がる中、買いが優勢になった。主要国の景気見通しの弱さが重しとなった。 ニューヨーク商業取引所(NYMEX)で、ウェスト・テキサス・インターミディエート(WTI)先物10月限は前日比1.82ドル(2.5%)高の1バレル=74.83ドルで終了。パウエル議長の発言を受けて一段高となり、スポット相場はオンス当たり2500ドル台で推移した。金相場は今月、米金融当局が利下げに近づきつつあるとの観測が高まる中で最高値を更新していた。それは9月に利下げを実施する用意があることを示唆する。金はさらに上値を伸ばし2700ドルを超えるとTDでは見込んでいる。
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