【米国市況】円一時150円台、乱高下で介入観測も-株と国債は下落
記事を要約すると以下のとおり。
3日の米金融市場では株が下落し、国債利回りが上昇。そこから数秒間で約2%上昇し、147円43銭まで急反発した。 スコシアバンクのチーフ為替ストラテジスト、ショーン・オズボーン氏はドル・円相場について、「介入の脅威が上昇モメンタムを鈍化させるであろうことを踏まえれば、現時点では1ドル=155円までは十分な距離があると考えると述べた。」 株式 S&P500種株価指数は1.8%安。 米求人件数、8月は予想外の増加-ホワイトカラーの求人が急増 ウォール街の「恐怖指数」と呼ばれるシカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティー指数(VIX)は日中に20を上回る水準に上昇し、5月以来の高水準となった。 ウォール街のストラテジストからは、金利上昇は株価にリスク-モルガンSなどに続く JPモルガン・アセット・マネジメントのグローバル・マーケット・ストラテジスト、ビンセント・ユビンス氏は「こうした金利上昇は予想していなかった」とし、「これは少なくとも株式市場の前進を減速させ、あるいは反転さえさせるものだと述べた。 アトランタ連銀のボスティック総裁はこの日、米金融当局はインフレ率を目標の2%に戻すため、政策金利を高水準で「長期間」据え置くべきだとの考えを示した。30年債利回り急上昇は、過去数十年で最も積極的な米利上げサイクルが終わりに近付くにつれて市場が底堅く推移するとの期待を打ち砕くものだ。金利の先高感は株価バリュエーションにも打撃を与え、景気にもブレーキがかかる恐れがある。データは8月に関するものだが、「それでも投資家は、米経済が実質借り入れコストの上昇に耐えられることがさらに確認されたと解釈していると語った。」 株式相場に追随しながら、値幅およそ2.50ドルの値動きとなった。「原油には上値余地があるとまだ考えている」と述べた。金 ニューヨーク金相場は7日続落。ニューヨーク商品取引所(COMEX)の金先物12月限は5.70ドル(0.3%)下げ、1841.50ドルで引けた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース 【米国市況】円一時150円台、乱高下で介入観測も-株と国債は下落