インド経済、世界一の成長エンジン狙う－28年までに中国を逆転か

欧米各国は経済成長が鈍化している中国を経済パートナーとしてではなく、ライバルとして見なすようになっている。
　米ボーイングなどの航空機メーカーは記録的な受注を獲得し、米アップルはスマートフォン「iPhone」の現地生産を拡大している。
　それでも、インドは世界経済の成長エンジンとして、中国を追い抜く公算が大きい。
28年までに逆転　　ブルームバーグ・エコノミクス（ＢＥ）の分析はさらに楽観的で、インドは購買力平価ベースで28年までにその節目に到達できると見込む。
　手本はある。
その結果、外国資本を招き寄せ、世界で大きな影響力を持たなければならなかった。
　そこでインドの成長加速を選挙遊説の主要なテーマとしており、昨年の集会では、政権3期目を担えばインド経済を「世界トップの地位」に引き上げると誓った。
エア・インディアとインディゴの航空機（フランスにあるエアバスの引き渡しセンター、2月）Photographer:MatthieuRondel/Bloomberg　　2025会計年度のインフラへの政府予算は5年前の3倍以上となる11兆ルピーを投資すると想定されている。
政府は20年代末までに9％成長に加速する一方、中国の成長率は3.5％に低下する。
インドが28年までに中国を抜いて世界経済最大の成長エンジンとなるという筋書きだ。
　「それが最大の長所だと述べ、「コスト競争力だけではない。」
　インド最大の航空会社インディゴとエア・インディアは昨年、ボーイングにジェット機150機を発注した。
総コスト2億ドル（約300億円）の同センターが完成すれば、同社にとって米国外で最大の投資となる。