ゴールドマン、米国と世界の長期成長率予想引き上げ－ＡＩが押し上げ

米ゴールドマン・サックス・グループは、生成ＡＩ（人工知能）が今後10年間に生産性を向上させるとして、米国をはじめとする多くの主要国の長期成長率予測を上方修正した。
　ヤン・ハッチウス氏ら同行エコノミストは29日のリポートで、「ＡＩの影響はそのタイミングと大きさについてかなりの不確実性が残るとしつつも、同社のベースライン予想では、生成ＡＩはやがて「生産性に影響を与える」と分析する。
パラダイムシフトにあらず　　中国は34年までに0.2ポイントと比較的緩やかな押し上げ効果で成長率は0.2％となり、日本は33年までに0.9％になるとゴールドマンは予測する。
生成ＡＩは、米国のような主要先進市国で仕事の約25％、新興市場では最大20％を自動化する可能性があると、リポートは分析する。