フィッチの格下げで米連邦政府債務に焦点-リセッション懸念後退
記事を要約すると以下のとおり。
格付け会社フィッチ・レーティングスによる米国格下げで、市場の注目点は懸念が後退しつつある米リセッション(景気後退)から連邦政府債務の軌道へと移った。関連記事米が「AAA」格付け(IDR)万人増-全エコノミスト予想上回る(2) これはS&Pグローバル・レーティングが米国の格付けを「AAA」から引き下げた2011年と対照的だ。 フィッチが米国の長期外貨建て発行体デフォルト格付け(IDR)を最上級の「AAA」から「AA+」に1段階引き下げると、新型コロナウイルス禍に対応する刺激策や減税などで近年膨らんだ政府債務に焦点が当たった。IncreasingDebtLoadUSgovernmentdebtforecasttorisetorecordSource:CongressionalBudgetOffice フィッチは米政府債務の対国内総生産(GDP)比率が長期的にさらに上昇すると予想しており、将来の米政権は難しい判断を迫られ得るとアナリストは指摘する。 LPLファイナンシャルのチーフ・グローバルストラテジスト、クインシー・クロスビー氏はフィッチの米格下げについて、今秋に再び与野党の政治家に対して「取り組む意志が見られない」と言っていると同氏は説明した。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース フィッチの格下げで米連邦政府債務に焦点-リセッション懸念後退