ラガルド氏が9月政策に言及せず、利上げか停止か左右するCPI注目
記事を要約すると以下のとおり。
欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁がジャクソンホール会合(米カンザスシティー連銀主催シンポジウム)で9月の政策に言及するのを避けたことで、ユーロ圏の金融政策にとって今週のデータがますます重要になった。31日に発表される8月の消費者物価指数(CPI)が、利上げ一時停止の確率を40%から60%に引き上げた。 すべての市場関係者にとって、のインフレ率は重要だ。 ラトビア中銀のカザークス総裁は、物価安定の回復は「まだ道半ば」であり、一時停止を考えるのは「時期尚早」だと主張した。 一方、ポルトガル中銀のセンテノ総裁は「6月の予測で指摘した下振れリスクが現実のものとなった」と、異なる論調を示している。実体経済に関するデータが下向きで、8月のECB利上げ観測を後退させた。今月初めには完全に織り込まれていた。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ラガルド氏が9月政策に言及せず、利上げか停止か左右するCPI注目