ロシアのウクライナ侵攻1年:何が起き、世界はどう動いたのか
記事を要約すると以下のとおり。
ロシアは2022年2月24日にウクライナに侵攻。 過去1年間に起きた主な出来事を時系列でまとめた。ロシア株と通貨ルーブルが急落。EUはロシアのプーチン大統領とラブロフ外相に制裁を科す。3月4日:EUがロシアの銀行7行を国際決済システム国際銀行間通信協会(SWIFT)から排除。リトアニアのナウセーダ大統領は「核のテロだ」と非難した。3月10日:ウクライナとロシアの外相が会談。3月13日:ロシア侵攻前に北大西洋条約機構(NATO)軍が使用していたウクライナの軍事訓練施設を、ロシアのミサイルが直撃。これに先立ち、ウクライナ軍はロシア側に打撃を与え、キーウ周辺の一部地域を奪還していた。ウクライナ側はロシア軍が原発周辺に塹壕(ざんごう)を掘ったことで同軍の兵士が放射線に被ばくしたと主張。ロシアは民間人に対する攻撃については繰り返し否定。4月10日:ウクライナのベネディクトワ検事総長は、ロシアの侵攻に関連し膨大な数の戦争犯罪が疑われるとして調査を進めていると表明。ドゥボルニコフ司令官は2015年と16年のシリアでの軍事作戦を指揮したことで知られる。4月14日:バイデン米大統領はロシア軍の黒海艦隊旗艦であるミサイル巡洋艦「モスクワ」が沈没。5月14日:ドイツのベーアボック外相は、ロシアが世界的な食糧危機を意図的に引き起こしていると非難。包囲されたアゾフスターリ製鉄所から去るウクライナ兵士(5月17日:ロシアはアゾフ海沿岸の都市マリウポリを掌握。アゾフスターリ製鉄所に残っていたウクライナ兵が投降した。EU加盟に向けたウクライナの取り組みに支持を表明した。6月29日:NATO首脳はマドリードで開催した首脳会議で、スウェーデンとフィンランドを加盟国とするための手続きを正式に始めると決定。7月4日:ウクライナは長期復興計画を公表。オデーサを含む黒海に面した3つの港からウクライナ産穀物の輸出を再開できるよう船舶の安全な通航の確保で合意してから、わずか数時間後の出来事だった。ミコライフ州の前線で上がる黒煙(8月30日)Photographer:MetinAktas/AnadoluAgency/GettyImages9月ロシアが部分動員9月14日)Photographer:DimitarDilkoff/AFP/GettyImages9月11日:プーチン大統領が最大30万人の予備役を招集するとの部分動員令を発表したのを受け、ロシア産石油を世界が購入する際の上限価格を導入することで合意。国外に脱出しようと多くの男性とその家族が国境に押し寄せた。9月27日:ロシア産ガスを欧州に輸送する主要ガスパイプライン「ノルドストリーム」が2度の水中爆発により損傷。ウクライナはNATO加盟を正式に申請した。10月9日:ロシアはキーウなどウクライナ各都市に戦争初期以来の激しいミサイル攻撃を強めた。ヘルソン解放を祝って旗を振る男性(11月12日)Photographer:FredericLafargue/ParisMatchArchive/GettyImages11月9日:ロシアのショイグ国防相はウクライナ南部の都市ヘルソンからの撤退を軍に命令。また「ウクライナでの核兵器の使用もしくは核使用の脅し」に反対することでも一致した。11月24日)Photographer:Zinchenko/GlobalImagesUkraine/GettyImages12月16日:ロシア軍はウクライナの重要なエネルギーインフラに大規模な攻撃を仕掛け、数百万人が電気と暖房を失った。また制裁対象に複数の銀行が追加された。バイデン政権はこの日、ウクライナへの18億5000万ドル(約2450億円)の追加軍事支援を発表。ロシア国防省が発表した。1月14日:英国は主力戦車の供与は西側諸国で初。ロシア軍のミサイル攻撃を受けたドニプロの集合住宅Photographer:WojciechGrzedzinski/TheWashingtonPost/GettyImages1月24日:ウクライナのゼレンスキー大統領は、スウェーデンの首都ストックホルムでイスラム教の聖典「コーラン」が燃やされたことに怒りを爆発させた。1月27日:米国は主力戦車「M1エイブラムス」31両をウクライナに提供すると明らかにした。2月8日:スナク英首相は長距離ミサイルと戦闘機のウクライナ供与を検討していると発表。英ラルワース基地を視察するウクライナのゼレンスキー大統領と会談。
[紹介元] ブルームバーグ マーケットニュース ロシアのウクライナ侵攻1年:何が起き、世界はどう動いたのか