中国中銀の人民元支援策、企業に思わぬ痛み－含み損拡大のケースも

中国人民銀行（中央銀行）は今年に入り、低迷する人民元を防衛するため、人為的に高く設定された基準値を利用してきた。
　一例を挙げると、上海上場の恵而浦は電子メールによるコメント要請にこれまで応じていない。
同社の財務部門に電話で取材を試みたが応答はなかった。
  　　ポール・マッケル氏率いるＨＳＢＣホールディングスのアナリストは、「現在のドル・人民元を下支えするため、中心レートの差は、過去数年と比べると大きく乖離（かいり）し過ぎていると指摘した。」